top of page

​支部長挨拶

赤木支部長写真.png
日本大腸肛門病学会九州支部
   支部長 赤木由人
日本大腸肛門病学会九州支部
               支部長 赤木由人

 令和4年9月30日付けで日本大腸肛門病学会九州支部長を拝命いたしました。高野正博、磯本浩晴、白水和雄先生という偉大な足跡を残された先生の後を継ぐことになり責任の重さを感じております。もとより浅学菲才の身でありますが、各県の幹事、評議員の先生方と協力し、大腸肛門病学の発展に尽力する所存でございます。ご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

 日本大腸肛門病学会は1940(昭和15)年に「日本直腸肛門病学会」として発足し、1966(昭和41)年に改称した学会で、学会の特徴は大腸肛門だけでなく下部消化管にかかわる外科、内科などの複数科の医師から構成され、お互いの分野を超えた横断的なテーマのもとに診療、研究、教育を行うことを目的としています。地方支部は九州と北海道のみで、第1回九州地方会は1976(昭和51)年7月31日に脇坂順一教授(久留米大学第一外科)が開催されましたので、九州支部は半世紀の歴史があります。
 近年の医療の潮流として、疾患の多様性に加え診断や治療法の発展により、議論の内容が細分化されて領域横断的な議論が少なくなってきました。また日本専門医機構の専門医制度の今後の見通しが不透明なこと、九州各県における専門医・指導医数には偏りがみられ、教育できる施設が限られていることなどもあり、会員の減少を危惧しています。
 九州支部では、各都市で地方会を開催し、若くて優秀な人材の育成に力を入れていきたいと思います。同時に患者さんに最新で最適な医療を提供できるよう九州から発信できることを模索していきたいと考えております。会員の皆様にはご理解とご協力を祈念しますとともに、学会に対する忌憚のないご意見をいただければありがたく存じます。


 

bottom of page